妊娠したかも?基礎体温の変化まとめ
妊娠を希望するとまず基礎体温を測定し始める方も多いと思います。
基礎体温を測定することで自分の身体のサイクルの変化が解りやすくなり、妊活しやすくなります。
今回は実際に妊娠した時に基礎体温がどのように変化するのか紹介します。
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基礎体温とは
基礎体温とは、朝一番に起き上がる前に測定した体温のことです。
一番安静にした状態で測らなければならないので枕元の手が届くところに基礎体温計を置いておき、起き上がったり体をよじったりせず目を覚ましたらすぐに基礎体温計を舌の裏側の根元に当てて測定しましょう。
また、基礎体温を測る体温計は繊細な体温変化を読み取るため、下2桁まで測定できる専用のものにしましょう。
基礎体温の測定結果はグラフにすると変化が解りやすいです。
スマートフォンやパソコンのソフトと連動してグラフを作成してくれる体温計もあるので使いやすいものを探してみましょう。
高温期と低温期とは
健康な状態の女性では、基礎体温に高温期と低温期があります。
これには分泌されるホルモンが関係しており、排卵や生理周期と関わっています。
高温期は排卵後、次の生理までの期間でプロゲステロンが増加している時期です。低温期は生理開始から次の排卵までの期間のことでエストロゲンの量が増加しています。
一般的に低温期と高温期の差は0.3℃以上変化すると言われていますが個人差はあります。
毎日基礎体温を測定することで自分の身体のサイクルの変化がわかり、排卵日や生理開始日が大まかに予測できるので妊活がしやすくなります。
妊娠した時の基礎体温
基礎体温で身体のサイクルがわかると述べましたが、妊娠するとこの基礎体温のグラフが変化します。
・高温期がいつもより高め
・高温期が3週間以上続いている
・生理が始まらない
高温期が続くのは高温期に分泌が増加していくプロゲステロンが妊娠すると妊娠を継続させるために分泌され続けるためです。
高温期は妊娠中ずっと続くわけではなく、胎盤が完成されていく時期になると下がっていきます。(早い方だと妊娠12~15週目頃)
また、高温期に基礎体温が下がると生理が始まりますが、順調に妊娠していても高温期に一時的に基礎体温が下がることがあります。
これをインプランデーションディップといい、受精卵が子宮に着床した際の影響といわれていますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。
流産の危険性と基礎体温
高温期に一時的に基礎体温が低下するのは問題がない場合もありますが、妊娠12週より前に一時的ではなく基礎体温が下がった場合は流産の可能性があります。
妊娠初期の早期流産は胎児側の遺伝的要因の場合が多く、防ぐのは難しいので仮に流産となってしまっても気に病み過ぎないようにしましょう。
また、基礎体温が高温期を維持していても稽留流産や子宮外妊娠、胞状奇胎などの異常妊娠の場合もあるので基礎体温の変化により妊娠の可能性がわかったら早めに産婦人科を受診しましょう。
基礎体温は継続して測りましょう
妊娠初期の基礎体温の変化について紹介しましたが参考になりましたでしょうか。
妊娠に早めに気が付くためにも基礎体温の測定は大切なので妊娠を望む場合は継続して測定しておきましょう。3ヶ月分の測定結果があればある程度自分の身体のサイクルを把握できるでしょう。
基礎体温は本当にちょっとした動きでも変化してしまうので測り忘れた日や起き上がってしまった日は無理に測定しようとせず、次の日に測定するようにしましょう。
基礎体温の高温期が3週間以上続いた時は妊娠検査薬で妊娠の可能性の確認をし、陽性だった時はなるべく早めに産婦人科を受診しましょう。
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