妊婦って登山をやってもいいの?時期は?注意点は?
2015/08/06
妊娠中は適度に運動をしたほうが良いと言われています。マタニティスイミングやウォーキングなどで体を動かしている妊婦さんは多いですよね。
そんな中、最近では妊娠中に登山をする妊婦さんも増えているだとか・・。
登山て山に行くわけですから確かに空気とか綺麗そうだし、体には良さそうですけどね。ストレスだって解消されそうです。
しかし妊婦さんが登山なんてあまりに危険では??とも思ってしまいますよね。
今回は妊婦の登山について、その注意点などをまとめてみました。
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妊婦って登山をやってもいいの?やるならいつ?
妊婦の中で密かにブームになっている登山。
登山することは妊婦の体重管理にもなりますし、便秘解消にも効果があります。
最近は妊娠中に太ることを気にする妊婦さんも多いですし、また妊娠中は便秘に悩まされる人も多いので、それを解消するにはやはり適度な運動は大切になってきます。
また登山には血流を良くしたり、森林浴によるリラックス効果、ストレス解消などの効果もあります。
では妊娠中いつでも登山して良いのか?と言えば、もちろんそんなことはありません。
妊娠中に適度な運動がすすめられているのは妊娠16週(妊娠5か月)、つまり安定期と呼ばれる時期に入ってからです。
妊娠初期は流産の可能性が高いので、できるだけ安静にしておかなければいけません。
以前、臨月に登山をすると子宮頚部が柔らかくなり、分娩につながる可能性があるということで、臨月の登山をおすすめする記事がありましたが、これに関しては少々疑問が残ります。
臨月というとお腹も大きくバランスも悪いので転倒の危険はもちろん、もし登山中に陣痛がきてしまったら?ということを考えると臨月に登山すること
はリスクが大きいと思います。
登山するときの注意点
それでも妊娠中に登山したいという場合、やはりいつも以上の注意が必要です。
いくら登山に慣れている人でも軽く考えてはいけません。
以下のことに注意しましょう。
①安定期に入り、体調の良い日を選ぶ
②3000m級の山は酸素が薄くなるので2000m級くらいまでにする
(胎児に影響が出るおそれがあります)
③心拍数が上がりすぎないようにゆっくり歩く
④休憩をたくさんとる
⑤一人では行かない
⑥体調に変化があったらすぐ下山する
登山をする前に一度医師の診察を受け、相談してみるのも良いと思います。
私個人の話になりますが、私も妊娠中ウォーキングなどで適度な運動を心がけていたのですが、あるとき出血をし、病院で診てもらったところ「前置胎盤」と診断されました。
それまで一度もそのような診断を受けたことがなかったので驚きましたが、さらに驚いたのは前置胎盤は動くこと自体が良くないということだったのです。
先生には動けば動くほど出血のリスクがあると言われました。
そうとも知らず健康のためと思ってウォーキングをしていたのは何だったのかと、とても後悔しました。
検診って時期によっては1か月に1回くらいだったりするので、その1か月の間に自分の体に何が起きているかはわかりません。
前置胎盤も出血しない限りは全く自覚症状はないので、自分では気づかないのです。
体調が良いからといって登山し出血してしまう可能性だってあるので、やはり登山に行く場合まずは診察してもらってからの方が良いのではないかと思います。
そして、色々な意見はあるかと思いますが、やはり登山は転倒が怖いですし、何かあったときにすぐに病院に行けないという点から考えても、個人的には妊娠中の登山はおすすめできません。
赤ちゃんに万が一のことがあったら?と考えると、後悔しても後悔しきれませんよね。
妊娠中は紅葉狩り程度にしておくのが良いのではないでしょうか。
紅葉狩りでも十分リラックス効果はありますし、ママとお腹の赤ちゃんにもきっと良い影響がありますから、ぜひ検討してみてくださいね!
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