妊娠中って太りやすいって本当?そのメカニズムとリスクについて
2017/08/17
妊娠期、気づいたら体重が急増していた!なんて人も少なくないですよね。
妊娠前と同じ食生活をしているはずなのに、急激に体重が増えてしまった、なんて人も少なくありません。
今回は、そんな太り過ぎの原因となる妊娠期の身体のメカニズムから、妊娠中の過度の体重増加のリスクについてまとめました。
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妊娠中の身体はエネルギーを貯蔵する!
妊娠中、身体に摂取された糖質は優先的に赤ちゃんへと運ばれます。
そのため、妊娠している母体は、その他の栄養を蓄えようとします。
また、血液量も増えるため必然的に身体に蓄える水分量も多くなってしまいます。
妊娠中、特に初期から中期に太ってしまうのは、自然なことなのです。
太り過ぎに気づいたら気を付けたいこと
カロリーを摂りすぎない
つわりなどで食事回数が増えてしまっている場合には、特に知らず知らずのうちにお菓子やジュースを口にしているケースが多く聞かれます。
低カロリーのものを選んだり、一回の摂取カロリーを減らすなど少しずつでも心掛けるだけで、自然と摂取カロリーをカットすることができます。
バランスの良い食事を
つわり中はなかなか難しいですが、つわりが終わり中期に入れば食べることのできるものも多くなってくると思います。
少しずついいので、野菜を意識して食べたり、糖分・塩分をとりすぎないようにしましょう。
太り過ぎによる妊娠期のリスク
妊娠中は少し油断をしてしまうと、すぐに体重が跳ね上がってしまうことも。
好みが変わって甘いものを欲したり、何か口にしていないと落ち着かないこともあるかもしれませんが、これによって以下のような問題がでることもあります。
妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)
妊娠中の太り過ぎが原因で起こりうる病気で気を付けたいのが、妊娠中毒症です。
20人中1人の割合で発症されるとされています。
元々高血圧を持病としている方はもちろん、35歳以上の方や妊娠前のBMIが25以上の方はそのリスクが高く、早産、死産、母体も危険な状態に陥ってしまうこともある恐ろしい病気です。
妊娠糖尿病
中毒症と同じく気を付けたいのが糖尿病です。
妊娠前に糖尿病とは無縁だった妊婦さんでも充分陥る可能性があると言われています。
こちらも母体はもちろん早産、死産や発育不全を引き起こす病気です。
難産の危険性も
産道に脂肪がついてしまうことで、難産となってしまう可能性も。
逆に、適切なカロリー管理を行い体重増加を防ぐことが、安産に繋がるのです。
ストレスにならない程度の制限を
安全な出産のためにも、太り過ぎはNG。
適正管理を行い、安産を目指しましょう。
つわりで高カロリーのものしか口にできなかったなど、少しでも不安な要素があるという人は、早めに主治医に相談を。
適切な指示のもと体重管理を行うことができます。
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