生命保険には入れない?妊婦が知っておきたい生命保険について
妊娠・出産には基本的に健康保険がきかず、健診や出産費用などで50~100万円程度かかると言われているのはご存知ですか?
また帝王切開になると自然分娩に比べて費用が高額になってしまいます。
ちなみに、日本では帝王切開による出産が年々増えて約19%と5人に1人が帝王切開をしています。
生命保険で妊娠中の異常や帝王切開を保障しているものに加入している場合は給付金がもらえますが、妊娠が判明してからの加入では妊娠時のトラブルの保障は難しくなってしまいます。
今回は妊婦さんが知っておきたい生命保険についてまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
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妊娠中の保険加入は難しい!?
妊娠発覚後の保険加入は一切できないと思っている方もいらっしゃると思いますが、妊娠27週目までは、妊婦さんでも保険に加入することができます。
ただし、注意しておきたいのはほとんどの保険で「特定部位の不担保」という条件が付くことです。
妊娠発覚後は保険に加入することができても今回の妊娠については保障されませんということです。
具体的には以下のような項目です。
- 帝王切開
- 切迫早産
- 切迫流産
- 子宮頸管無力症
- 吸引分娩
- 早期破水
- 子宮外妊娠
- 前置胎盤
- 妊娠中毒症
- 死産など
妊娠中でも加入できる保険はある?
すでに妊娠が発覚していても全ての保険に加入できないわけではありません。
妊娠後の加入でも今回の妊娠中のトラブルを保障してくれる保険はいくつかあります。
保険会社によっては妊娠27週以降でも申し込みができます。
ただし、前回の妊娠で帝王切開だった、過去にも妊娠中のトラブルがあったという場合は審査が厳しくなり「特定部位の不担保」が条件につく可能性が高くなってしまいます。
また、掛け金が割高になってしまう可能性もあります。
いちばん良いのは妊娠前に保険に加入していることですが、もし妊娠発覚後に保険加入を希望するのであれば、トラブルが起きる前になるべく早めに申し込みをするようにしましょう。
保険に未加入だからと慌てずに!
妊娠後でも今回の妊娠中のトラブルを保障してくれる保険はありますし、「高額療養費制度」や「高額医療費控除」といった公的な補助制度もあります。
生命保険に加入していない!と慌てずに様々な制度や保険をよく調べて、どうするのが良いかしっかり確認するようにしましょう。
まだ妊娠をしていない人は、妊娠発覚前に保険に加入しておくようにすると、特定部位の不担保という条件付きを避けられるので、しっかり吟味したうえでぜひ保険加入を検討してみてくださいね。
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