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妊娠に気が付く前に使用してしまった目薬…これって赤ちゃんに影響はあるの?

      2018/01/25

妊娠に気が付く前に使用してしまった目薬…これって赤ちゃんに影響はあるの?

妊娠中は多くの妊婦さんが、赤ちゃんに悪影響を及ぼすようなこと(及ぼしそうなもの)を排除して生活していることでしょう。

それは食べ物だったり、行動だったり、妊娠前には何気なく行っていたことに対しても敏感になっているかもしれません。私も妊娠中は、おなかの赤ちゃんに少しでも悪そうなものは排除して、いろんなことに気を付けて生活していたものです。

しかし、それは妊娠に気づいてからのお話。妊娠に気が付いていなければ、普段通りの生活をする訳ですから、知らないうちに赤ちゃんにとって悪影響を及ぼすようなことをしている可能性があります。

そういった場合に、妊娠に気づいてからその時のことが心配になったり悩んでしまう事もあるでしょう。

そんな悩みの中でも多く聞かれるのが、妊娠発覚前の薬の使用に関してです。今回は妊娠発覚前に使ってしまった目薬のお話。

もし妊娠がわかる前に使用してしまった目薬について悩んでいる妊婦さんがいれば、ちょっと参考にしてみてください。

薬の使用に注意が必要な期間とは?

一般的に、多くの人が妊娠の可能性に気が付くことが多いのは、生理予定日が1週間ほど遅れた妊娠4週頃になると思います。

しかし、生理周期が不順な人や生理周期を把握していない人であれば、もっと気づくのが遅れることも十分考えられます。

妊娠期間中はどんな種類の薬であっても使用や摂取を控えるべきですが、その中でも赤ちゃんに影響を及ぼす可能性が高い期間というのが存在します。

妊娠4週未満・・・まだ胎児の器官形成は開始されておらず,母体薬剤投与の影響を受けた受精卵は,着床しなかったり,流産してしまったり,あるいは完全に修復されるかのいずれかである。ただし,残留性のある薬剤の場合は要注意である。

妊娠4週から7週まで・・・胎児の体の原器が作られる器官形成期であり,奇形を起こすかどうかという意味では最も過敏性が高い「絶対過敏期」である。この時期には本人も妊娠していることに気づいていないことも多い。

引用:http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/SENTEN/kouhou/kusuri.htm

つまり、妊娠3週までは着床も完了していないため、胎児の体(器官)の形成が開始されておらず、薬剤の影響は受けない、もしくは受けてしまった受精卵は妊娠に至らない(着床しない、または流産してしまうこともある)ため、その期間までの薬剤の影響については心配しなくても良さそうです。

妊娠4週に入ると、赤ちゃんの体の大事な器官である中枢神経や心臓、眼などといった部分が形成される期間に入り、妊娠4週から7週までの期間を「絶対過敏期」と言い、最も薬剤の影響を受けやすい時期とされています。

妊娠7週を過ぎたからと言って薬の影響を受けなくなる訳ではないので、妊娠期間中はもちろんずっと薬の使用には注意が必要になりますよ。

 

妊娠4週から7週の間に目薬を使用してしまった場合の影響は?

 

妊娠3か月にもなると、たいていの人は体調の変化や生理の遅れなどから妊娠に気が付いていることでしょう。

では、それ以前の妊娠4~7週の間、妊娠に気が付かず目薬を使用してしまっていた場合、何らかの悪影響が赤ちゃんに出てしまうものなのでしょうか?

こういった場合に多くの人が気になる赤ちゃんへの悪影響というのは、おそらく奇形や障害が生じる心配ではないかと思います。

先に答えを言ってしまうと、「ほとんどの場合で問題ない」ということになります。

その理由としてまず第一に、目薬というのは目に使う薬であって、使用量も少なければ大部分の成分が目に吸収されるため、薬の成分が体全体に回る心配がほとんどないことがあげられます。

第二の理由として、これは市販の薬の大多数に関して言えることですが、用法用量を守って服用している限り、母体にも胎児にも影響の出るような量の成分や危険な成分は含まれていないそうなんです。

ただし「ほとんどの場合」と書いたのは、実際に妊娠中の女性を利用して薬の影響の有無を調べる、なんてことは絶対にできず、仮に妊娠中に薬剤を使用して奇形や障害をもつ赤ちゃんが生まれたとしても、それが明らかに「薬剤の影響である」とは言い切れないからです。

過去のデータなどからも、市販の薬などが明らかに原因で、赤ちゃんに奇形や障害が生じたという報告はなく、奇形を起こす可能性のある薬を服用した妊婦さんであっても、正常な赤ちゃんを出産した事例はたくさんあるそうです。

そのため、妊娠に気が付く前に何らかの目薬を使用して障害をもつ赤ちゃんが生まれたとしても、薬の影響であるとは言い切れないのです。世の中には染色体異常や先天異常によって、障害を持って生まれてくる赤ちゃんというのは、どんな年代の母体からであっても一定数いるからです。

 

少しでも気になることは相談を

絶対過敏期など、赤ちゃんに影響を及ぼす力が強い期間に薬を使用していたとなると、大丈夫なのかと気になってしまう妊婦さんが多いとは思いますが、用法用量を守って使用している限りそこまで心配する必要はなさそうです。

だからと言って、薬の使用を続けるのではなく、妊娠がわかったならばもちろん薬の使用は中止しなければなりません。市販薬には妊婦さんが使用を避けるべき薬というのもたくさんあります。

もし、そういった薬を妊娠に気が付く前に使用していることが分かっているのなら、あまり深く考え込むことはせず、使用した薬を持って産婦人科の担当医師に相談してみる事をオススメします。

心配がストレスとなって妊娠に悪影響を与えることも考えられるので、少しでも気になることがあれば医師に心配事を相談し、すっきりした気持ちでマタニティライフを過ごしましょう。

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