妊娠中は塩分は控えた方がいいの?摂取量の目安と胎児への影響
2015/09/05
妊娠するとつわりなどで食べ物の好みが変化することもあるでしょう。
酸っぱいものが食べたくなる人、こってりしたものが食べたくなる人、様々です。
そんな中、しょっぱいものが食べたくて仕方なかったという人も意外と多いんです。
私も個人的にしょっぱいものが大好きですが、気になるのはやっぱり塩分ですよね・・。
妊娠中は普段以上に塩分は控えたほうが良いのでしょうか?
今回は妊娠中の塩分の摂取量の目安と胎児への影響について調べてみました!
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塩分の摂取量の目安
塩分の摂取量は通常1日当たり、男性で9g、女性は7.5gが理想だと言われています。
しかし実際は成人女性の塩分摂取量の平均は10.1gと目安量をだいぶ超えていますので、妊娠中も同じような食生活をしていると
塩分の摂りすぎになってしまう可能性があります。
妊娠中の塩分の目安量は通常のときとほとんど変わりはなく、1日当たり8g以下と言われています。
塩分の8gがどのくらいの量かというと、大体小さじ山盛り1杯ぐらいの量です。
料理を作るとき、そんなに入れないよ~と思うでしょうが、塩分は調味料やおやつ、加工食品など様々なところに入っている
ので、知らず知らずのうちに摂取しているものなのです。
多量摂取の胎児への影響は?
では妊娠中に塩分を摂りすぎてしまうと、果たして胎児への影響はあるのでしょうか?
これに関してはYESです。
妊婦さんが塩分をとりすぎると、むくみや高血圧などの症状が出る妊娠高血圧症候群になる可能性が高まります。
妊娠高血圧症候群になると、ママから赤ちゃんへの栄養や酸素の供給が低下するので、胎児が育ちにくくなったり、流産、早産を引き起こすこともあります。
また妊娠高血圧症候群は、出産時に出血量が多くなったり、常位胎盤早期剥離といって分娩前に胎盤が子宮から剥がれ落ちてしまうなど
危険な状態を引き起こすこともあります。
塩分をおさえるには?
一言に「薄味に」と言われても、なかなか実践するのは難しいですよね。
そこで塩分をおさえるためのポイントをいくつかご紹介します。
○だしを活用する
○しょゆの代わりに酢やレモンを利用する
○しょうゆや味噌は減塩タイプを選ぶ
○加工品はなるべく避ける
○外食は控える
○ラーメンなどスープは残す
○ねぎやしょうがなどの薬味を利用する
最初は物足りないと感じるかもしれませんが、毎日続けることでだんだん薄味に慣れていきます。
赤ちゃんが産まれて離乳食を食べるようになると、こちらも薄味で作らなくてはいけませんから、今のうちに家族全員で薄味に慣れておくのも良いのではないでしょうか?
あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、ちょっと意識するだけでだいぶ変わると思いますよ!
最初は大変かもしれませんが、元気な赤ちゃんを産むため、そして家族の健康のため、頑張ってくださいね!!
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