妊婦さんでも安全に使える禁煙グッズはこれだ!?禁煙グッズ、たばこの代替品のメリット・デメリットを調べてみた!
2017/12/13
喫煙習慣のある女性が妊娠すると、医師からはもちろん、周りの人からも禁煙を進められるでしょう。
たばこが赤ちゃんや妊婦さんに対して悪影響があることは、多くの人が知るところですよね。
しかしながら、いざ禁煙しようと思ってもなかなかうまくいかない、止められないといった声も良く聞かれます。
たばこには「ニコチン」という中毒性を持たせる成分が含まれるため、簡単には止められないという人が多くなってくるんです。
そんな時、たばこの代わりになるような禁煙グッズがあると心強いですよね!
世の中にたくさん流通している禁煙グッズの中から、妊婦さんが安全に使用できるものがあるのか、調べてみましたので参考にしてみて下さい。
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喫煙グッズのメリット・デメリット
加熱式電子タバコ
現在とても人気のある電子たばこであり、その代表的なものにはアイコスやプルームテックと言われる商品があります。
タバコの葉を電気的に加熱して、その蒸気を吸引するタイプ。
〈メリット〉
従来の火をつけて煙を吸うタイプのたばこに比べて有害物質の数や量が大幅に減っている。それでいてニコチンなどの成分は残っているため、たばこを吸っているという感覚がしっかり得られるそうです。
〈デメリット〉
有害物質が減っているとは言え決して体に良いものではなく、従来の火をつけて煙を吸うたばこに比べると少しはマシという程度。これらを利用して禁煙ができるとは考え難く、妊娠中の使用は全くおすすめできません。
〈おすすめ度〉
やはり、「たばこ」であることに変わりはなく、妊婦さんにはおすすめできません。
電子たばこ
加熱式電子たばことは違い、タバコの葉を使用していません。
味やにおい、風味のついた液体を電気的に加熱し、その蒸気を吸引するものです。
たばことは名が付くものの、日本で販売されているものには「ニコチン」が含まれていないのが一般的です。
〈メリット〉
一般的に日本製の電子たばこにはニコチンなどの有害物質が含まれておらず、グリセリンやプロピレングリコールといったものが主成分で、これらは人体に無害とされています。吐き出される煙もほとんどが水蒸気であり、匂いが残る心配もあまりないです。
〈デメリット〉
ニコチンなどのたばことしての成分を含まないため、たばこを吸った感覚に乏しいです。そのため、たばこの代替品としての効果は人によって薄く、禁煙の効果に期待ができるか疑問。また、主成分であるプロピレングリコールは加熱することで発がん性物質に変化することが分かっており、継続して使用することでどのような健康被害が出るか未知だそうです。
〈おすすめ度〉
どんな健康被害が起こるかわからないということは、何が起こってもおかしくない、ということ。そんな危険性があるものは妊婦さんにはおすすめできません。
離煙パイプ
31本が1セットになっている、たばこにつけて使うパイプです。
特殊なパイプを使用しており、そのパイプを使用するとニコチンが3%カットできるというもの。
毎日3%ずつカットしながらたばこを吸うことで、31日目にはほとんどのニコチンがカットされた状態までもっていき、ニコチン依存を感じさせることなく禁煙へと導いてくれる商品です。
〈メリット〉
実際にたばこを吸いながら禁煙を実践するということで、止めなければならないというストレスをあんまり感じない。多くの人がこれを使用して禁煙できているという実績がある。
〈デメリット〉
31本がセットで約13000円と少し高価。完全に禁煙できるまでには1か月以上の日数を要するため、即効性がない。
〈おすすめ度〉
即効性がないのは気になりますが、高い金額をだして、絶対に31日で止めるという意思があるならば、確実な禁煙に向けて利用してみても良いかもしれません。ただし、ニコチンやタール以外の有害物質が減少する訳ではないので、吸っている間は赤ちゃんが危険にさらされているという自覚を持つ必要があるかもしれません。
ニコチン入りのガムやパット
ニコチンへの依存からたばこを吸いたくなる人用の禁煙グッズ。
ニコチン入りのガムやパットを噛んだり、皮膚に塗布することで、ニコチンからの離脱症状を和らげる効果があります。
およそ2か月ほどの利用で禁煙ができるような設計がされています。
〈メリット〉
たばこを吸うことに比べて、タールや一酸化炭素などの有害物質を体に入れなくて済む。
〈デメリット〉
ニコチンへの依存がさほど高くない人(口さみしさや気分転換などでたばこを利用していた人)にとっては、あまり意味がありません。基本的に妊婦さん、授乳中の方への使用は禁止されています。
〈おすすめ度〉
即効性がなく、ニコチンという有害物質を体内に確実に取り入れることになるため、妊婦さんにはおすすめできない禁煙グッズです。
番外編!!飴やガムなどのお菓子類
たばこを吸いたくなったとき、その代わりとして飴やガムなど、少しの間口の中に入れておける菓子類をたばこの代わりに利用するのもいかがでしょうか。
〈メリット〉
食品であるので安全であり、一定の時間の口さみしさを紛らわせる効果はあります。
〈デメリット〉
妊娠中はカロリーの摂取し過ぎには注意が必要であるため、多用するとなると問題。また、ニコチンへの依存が高い人などにとってはあまり効果はありません。
〈おすすめ度〉
人によっては全く効果がありません。飴やガムはお菓子なので、やはりカロリーが気になります。もし利用するならば、低カロリーのものや、それらの成分にも気を付けて利用したいものですね。
禁煙は難しいことですが、お腹の赤ちゃんのために
いかがだったでしょうか?中には、安全だと思って使っていたものや、「たばこよりはマシ!」なんて思いながら使用しているものもあるかもしれません。
ここで書かせてもらった禁煙グッズやたばこの代替品は、従来のたばこに比べれば有害物質が減っているために、「マシ」と言える部分は確かにあります。しかし、わずかであっても有害物質を含むものや、健康被害が未知のものなどは、赤ちゃんやお母さんに悪影響を及ぼすもの!と考えるべきでしょう。
ほとんどの禁煙グッズや代替品は、妊娠中の使用はあまりおすすめできないものばかりです。
妊娠が分かった時点でスッパリ禁煙できればそれが一番ですが、なかなか厳しいですよね。積極的に禁煙グッズを使って禁煙するのは難しいかもしれませんが、家族や担当医師など、身近な人たちのサポートを得ながら、赤ちゃんのための禁煙、頑張ってみませんか?
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