これって妊娠線?正中線と妊娠線の違いとは?
2015/08/26
妊娠した妊婦さんが体のケアとしてメジャーなのが妊娠線と言われる、おなかが急激に大きくなるためにできる赤い線のような跡ですよね。
しかしこの妊娠線とよく間違えられる正中線と呼ばれるまた別のものがあるのをご存じですか?
これも妊婦さんを悩ますおなかにできる跡のことなのですが、詳しく見ていきましょう。
妊娠線とは?
まず妊娠線ですが、皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つから大きくできていますが、そのうち妊娠などで急激におなかが大きくなると弾力性の少ない真皮や皮下組織がその成長に追い付かず断裂してしまうことがよくあります。
妊婦の約半数の人ができるといわれていますが、この断裂したところの毛細血管が表面から見えるようになり、それが妊娠線と呼ばれます。
おなかだけでなくおしりや太もも、胸、二の腕などにもできることがあり、予防のための専用クリームなども多く発売されています。
正中線とは?妊娠線との違いは?
また正中線とはおへそを中心の体のちょうど中央をまっすぐ上下に延びてきます。色は茶色っぽいことが多いです。
これは妊娠線と違いおなかが大きくなることとは関係なくできるもので、妊娠中のホルモンバランスの変化によって起こります。
実はもともと誰でも正中線は持っているもので、妊娠中は肌を強くしようと乳頭や肌が毛深くなったり黒くなったりするのですが、メラニン色素が多く作られます。
その変化に合わせて、妊娠するとこれまで見えていなかったのに、もともとある正中線が濃く見えてくるようになるというわけです。
正中線は消える!?
妊娠することでホルモンのバランスが変化し、メラニン色素が増えて見えるようになるのが正中線ですので、出産後しばらくすると自然に消えていきます!
ご安心ください。
しかし消える時期は人によってバラバラで大体は徐々に薄くなって半年以内で消えることがほとんどですが中には一年以上かかるという人もいるようです。
しかし本当にびっくりするくらい、ぴったり中央にまっすぐに延びる正中線は人体って不思議だなと思いますよね。
でもこれはおなかのなかで胎児の頃の細胞分裂のなごりで細胞の結合部であった印、鼻の下の筋も正中線と同じこの名残りなんだそうです。
正中線の正しいケアの方法は?
正中線は自然に消えていきます。同じころにおなかの産毛や乳頭などの黒ずみも徐々に消えてきます。
むしろ一度できてしまうとなかなか消えないのは妊娠線のほうですので妊娠中のケア、保湿やマッサージなどには気をつけるようにしましょう。
なるべく早く消したいという人は産後、保湿を意識してください。妊娠線のケアを続けるイメージで大丈夫です。
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