不妊治療の費用は?期間は?知っておきたい不妊治療の基礎知識
2015/08/16
不妊とは、健康な男女が定期的に性交渉をしても、2年間妊娠に至らない場合を言います。
最近は出産の年齢も上がっていることなどから不妊に悩む人は増えてきています。
今回は不妊治療とはどういうものなのか?その期間や費用など、不妊治療の基礎知識についてお話させていただきます。
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不妊治療の基本的な流れ
まずは基本検査をして不妊の原因を探すところから始まります。
基本検査で異常が見つかればそれに応じた治療が行われますが、見つからない場合、次のような流れになります。
段階1:タイミング療法
タイミング療法とは医師に卵胞の状態から排卵の時期を予測してもらい、そのときに性交渉を行う方法です。
排卵がしにくい状態のときは、排卵誘発剤が使用されることもあります。
段階2:人工授精
タイミング療法を数周期行っても妊娠に至らない場合、次は人工授精をします。
人工授精とは採取した精液を子宮に直接注入することを言います。
段階3:体外受精
人工授精を何度か試しても妊娠に至らない場合、次は体外受精に進みます。
体外受精とは体の外で精子と卵子を受精させ、受精卵を体内に戻す方法です。
不妊治療の期間は?
個人の希望や状況にもよりますが、タイミング療法で約6回(約半年)行い、それで妊娠に至らない場合、次の人工授精に進みますが、こちらも6回が目安となるようです。
人工授精でも妊娠に至らない場合、次は体外受精になりますが、こちらは検査や準備が長くかかるため、周期ごとではなく1年に3~4回が目安となるそうです。
このように最初の基本検査から始まり、最終的な治療まで行うのには、約2年かかると思っていたほうが良いでしょう。
しかし不妊治療の期間に関しては、不妊の原因にもよっても異なりますし、また女性の年齢やいつまで頑張りたいかなど夫婦の希望によっても変わってきます。
不妊治療の費用は?
タイミング療法→保険適用ですが一部適用されない場合もあります。
超音波検査の回数や薬によりますが、大体1か月2,000円~20,000円です。
人工授精→保険適用外。1回あたり10,000円~30,000円です。
体外受精→保険適用外。1回あたり30万円~60万円くらいです。
ただこれらはあくまで目安です。病院によってだいぶ金額にも差があるので、事前に調べるようにしてくださいね。
また国や自治体から助成金がでることもあるので、そちらのほうも事前に調べておきましょう。
私は2人目不妊で産婦人科を受診したことがあります。
最初はどんなことをするのだろうと不安でいっぱいでしたが、基本検査にタイミング法と、いきなり身構える必要は
全然ありませんでした。
私は幸い3回目のタイミング法で妊娠することができましたが(途中で卵管造営検査も行いました)、初めて病院を受診してから考えると約半年かかりました。
最後に
私のようにすぐに妊娠に至る場合はまだ良いですが、なかなか妊娠に至らない場合、辛い思いをすることもあるでしょう。
不妊治療にのぞむには夫婦で良く話し合い、お互い協力し合うことがとても大切になってきます。
また高齢になればなるほど不妊治療の効果も出にくくなってしまうので、妊娠しにくいかもと感じたら2年待たずとも病院を受診してみることをおすすめします。
まずは「相談してみよう」くらいの気軽な気持ちで病院に行ってみるといいですよ♪
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