妊娠で上の子に変化？

2人目を妊娠すると上の子が急に甘えん坊になったり、わがままになったりと様子が変化して戸惑ってしまうことはありませんか？

お母さんも2人目の妊娠がわかって色々考えますが、上の子も色々考えて気持ちが変化していく中で子供なりに表現しようとしているのでしょう。

今回は、妊娠で上の子が変化したときにどのように接してあげると良いかお話しします。

上の子はお母さんの妊娠がわかる？

そろそろ2人目が欲しいと思って過ごしていると、ある日子供がお母さんの股をくぐるような遊びをしたり、お腹に赤ちゃんがいるよ！と言い出したりすることがあります。

絶対ではありませんが、そんなことを経験したお母さんが調べると2人目を妊娠していたという噂をよく聞きます。

子供はたまにドキッとするくらい鋭いことがあるので大人にはわからない何かを感じ取っているのかもしれませんね。

上の子の様子が急に変化する？

2人目を妊娠したことを上の子が察知すると様子が変化することがあります。

よく聞くのは甘えん坊になる、おねしょやおもらしをしてしまう、わがままになるなど。

また、授乳中や卒乳直後の場合は授乳頻度が増えたり、授乳が再開したり、指しゃぶりなども急にやりだして、赤ちゃん返りすることもあります。

上の子に起きる変化は辛いことばかりじゃなくて、成長がみられる嬉しい変化もあります。

このような赤ちゃん返りなどの変化は、今まで独り占めしていたお母さんやお父さんが自分以外を気にしているということに対して不安になり、構って欲しいということを子供なりに考えているためと思われますが2人目の妊娠で体調的にもしんどいことがあるお母さんには辛いときもありますよね。

妊娠後期になると妊娠前のように気軽に抱っこや遊んであげられなくなりますが、上の子の不安を取り除いて安心させてあげると落ち着いてくれることもあるので愛情が伝わるようコミュニケーションの取り方を工夫してみましょう。

上の子との言葉や抱きしめてコミュニケーションをとろう

妊娠中にはつわりなどで体調が悪くなったり、お腹が大きくなったりと妊娠前のように上の子と触れ合えなくなる時もあります。

その分、「大好きだよ！」、「○○ちゃん（くん）が大切だよ」と言葉で愛情表現をしましょう。その時、抱きしめてあげると子供にとっても自分が特別だと思えてより安心できます。

抱っこで抱きしめるのが大変な時はお母さんがしゃがんだり、寝転がったり楽な姿勢をとって、上の子に「おいで～」と呼び掛けてみましょう。

子どものやって欲しいと思っている事は可能な限り叶えてあげたり、実年齢より少し小さい子と接してるつもりで相手してあげたり、感謝の言葉を伝えてあげることもオススメです。

上の子への授乳はどうしたらよいの？

上の子がまだ授乳中や卒乳したばかりの時は2人目を妊娠すると甘えたい気持ちが強くなるのか上の子の授乳頻度が多くなったり、授乳が再開したりといった変化が見られることがあります。

授乳すると子宮が収縮する為、切迫流産や切迫早産になってしまう可能性があるので妊娠中の授乳には慎重になるべきですが、授乳の回数を減らすのか、断乳が必要かはお母さんの状態によっても異なるのでどうするかはかかりつけの産婦人科で相談しましょう。

もし、断乳して卒乳した時は甘えたい気持ちを満たしてあげるために言葉や態度で愛情を伝えましょう。

上の子とのコミュニケーションで気を付けたいこと

2人目を妊娠すると上の子にしっかりしてほしいからと「お姉ちゃん（お兄ちゃん）になるのだからわがまま言わないで」と言ったり、叱り過ぎたりしないようにしましょう。

上の子は急にしっかりすることなんて出来ません。

不安で甘えたいのにしっかりして欲しいと促されてもお母さんはもう自分のことが好きじゃないのかなと考えて落ち込んでしまうこともあります。

上の子に徐々に下の子の存在を伝えていきましょう

上の子の様子が甘えん坊になったり、わがままやおねしょが増えたりという変化があると下の子が産まれた後もこのままなのか心配になってしまいますが、上の子は下の子が産まれてからゆっくりとお姉さんやお兄さんになっていきます。

出産前は兄弟のことを描いた絵本を読み聞かせてあげたり、大きくなったお腹に一緒に触れながら「弟（妹）が居るんだよ」と話してあげたり、愛情たっぷりのスキンシップをとりつつ徐々に弟や妹の存在を理解しやすいようにしてあげましょう。

上の子の変化は成長の証

妊娠で上の子が変化した時にどうしたら良いかご提案しましたが参考になりましたでしょうか。

上の子の変化は弟や妹が増えるという出来事を経験して心が成長していく中であたり前のことなので、成長の証と思いつつ上手く付き合っていきましょう。

また上の子の心の安定のため、出産前だけでなく出産後も上の子を抱きしめたり、言葉で愛情を伝えたりすることは続けましょう。

出産後は2人目のお世話が加わり忙しくなりますが、忙しくて大変すぎる時はご主人や両親に手伝ってもらうなどしてお母さんも無理をし過ぎないようにしましょう。