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閉経期だけど妊娠したい!お勧めの妊活「エア妊活」とは

      2018/04/18

閉経期だけど妊娠したい!お勧めの妊活「エア妊活」とは

40代で妊娠希望。

これはなんら不思議の無い話です。

各々理由は様々ですが、女性としては閉経を迎えるまではチャンスがあるのですから、堂々と妊娠を希望していいのです。

ただ、どんなに医学科進歩しようとも、年齢が上がることによる妊娠出産の可能性は下がっていくのが現実。

この現実はまず心静かに受け止めるとして、では自分で何が出来るのか、いろいろな妊活がありますがどういった妊活をすればよいか考えてみましょう。

妊活と一言でいっても

妊娠希望なら妊活しよう!でも妊活って何すればいいのかしら?まずはそんな疑問にぶち当たってしまうと思います。

一般的に妊活とは妊娠するための活動の事をさしていて、本当に幅広い活動を指しています。

その中で大きく分けるとパートナーの協力が必要なものと、自分だけで出来るものの2種類に分けることが出来ます。

当然と言えば当然なのですが、まずは自分だけで出来る妊活をコツコツと始めることをお勧めします。

なぜなら自分だけの意思で即始めることが出来るからです。手っ取り早いし確実ですからね。

 

一人でできるもん「エア妊活」

 

「エア妊活」という言葉をご存知でしょうか?

婚活と並行して、いつかの妊娠のための身体作りとしてされている方もいるようです。

私が初めてこの言葉に触れたのは「私、いつまで産めますか?」という本の中でのことです。

エアギターならぬエア妊活?!いったい何をエアするのだろうかと思ったのですが、これ女性が一人でできる妊活としてとても分かりやすく、また本当に必要な事に的を絞って説明されていると感じたので紹介したいと思います。

 

エア妊活が目指すもの

 

エア妊活が目指すものは、当然「妊活」なのですから妊娠・出産をゴールとして見据えているのですが、もっと手前、まずは妊娠出来るための環境を整えることにあります。

主に自分のカラダとキモチの状態をより妊娠しやすいところに持っていくことが目標です。

さらに、エア妊活の良いところは、とにかく出来る範囲からやってみるというハードルの低さがすばらしいです!

毎日の生活やちょっとした考え方の方向性を変えてみるだけ、日々の生活を大きく変えたり、ストイックにやり過ぎることなく、のんびりゆったり、でも確実に!が合言葉ではないかと思います。

エア妊活の活動例

■妊娠中に必要な栄養素である葉酸とカルシウムを意識的に摂取する

→ いつでも妊娠が可能で出産までトラブルなく過ごせる下地を作るため。

■不調の時に薬に頼らないようにする

→ 市販の薬には妊娠中によくない成分が多く含まれているため。

薬を断つことが難しい場合は妊娠中でも使用できるもの(例えば漢方薬など)に常備薬を切り替えていく。

■冷えない生活を心掛ける

→ 冷えは妊娠時だけでなく、女性の体にとって大敵なため。

冷やさない食べ物、服装、生活を心掛ける。また逆にまた温める方の知識もつける。

■婦人科検診を受ける

→ 妊娠可能な状態(病気が無い)かチェックするため。目安は年に1回。

■排卵しているかチェックする

→ 妊娠するには排卵できているかが重要なため。

基礎体温や排卵検査薬、婦人科でのホルモン値などで確認する。

■風疹のワクチンを接種する

→ ウイルスが胎児に感染してしまうと流産になりやすく、無事に出産できたとしても脳や心臓に障害が出る可能性が高い(90%)ため。また残念ながら日本では流行していることや、抗体の無い年齢層が多く存在するため。

 

実は「ない」を集める活動なのです

 

身体の「ない」を集めるのがエア妊活です。

「薬にたよらない」「冷やさない」「子宮や卵巣に病気がない」「ホルモン値に異常はない」「風疹にかからない」・・・などなど、大きな事をしたり、必死に何かを頑張りすぎていっぱいいっぱいになってしまわ「ない」ように、出来ることから確実に妊娠を目指せる身体作りを始めていきましょう。

他にも、「あまり太りすぎない」「喫煙しない」「夜更かししない」「ストレスを溜めない」など、何かをするよりも「しない方」、オフの状態を大切にしていくことで体の状態は整えられていくことを意識してみてください。

 

妊娠・出産の生活をイメージしてみる

 

エア妊活をしつつもう一つやってほしいことがあります。それは実際に妊娠・出産するとなった場合、今の生活からどのように生活が変わっていくか、出来る限り具体的に考えてみてほしいのです。

既に出産経験のある方はある程度具体的な生活の変化が想像できると思います。

初産になる方は人に聞いた話、本で読んだ内容、身近にいた人たちの記憶、そのあたりから想像してみましょう。

実際にカレンダーなど月日のわかるものにイベントを記載していくのがいいと思います。

その中でいくつか考えられるトラブルなども想定しておくといいと思います。

想像してみてどうでしょうか?案外思った以上に忙しかったり、余裕がない状態になっていませんか?若い時には有り余る体力でなんでも切り抜けてこれた部分もありますが、いい大人の年齢になれば武器は知識と事前準備ってとこでしょう。

妊活が成功したけれども、妊娠・出産・育児と辛すぎて体を壊した、というようなことにならないように、余裕のある妊娠・出産・育児ライフを手に入れる方法について少し考えてみたり、実際に準備を進めてみたりしてみてください。

 

不妊治療は手段の一つ

 

閉経が近い場合、どうしてもタイムリミットという言葉が頭をちらつきますよね。そんな中、妊活と言えば不妊治療が真っ先に思い当たるかと思われます。

不妊治療については夫婦でしっかり考えをもって行うならお勧めだと思います。ですが、時間的な不安から逃げるように妄信してしまうような状態だとかえってストレスが増えてしまうだけだと思います。

よく治療を辞めたら自然にできたという話をききます、これは「頑張って妊娠しなければ」というプレッシャーから解放されストレスが無くなったことが要因だと思われます。こんな話をきくと何のための不妊治療なのかと、つくづく考えてしまいます。

不妊治療は確かにある意味確実です。でも所詮は手段の一つだということを忘れないでほしいのです。まずは貴方が自然体でいれて健康であることが第一です、そのうえで不妊治療は手助けをしてくれる一つの方法なのです。決して妄信してしまわないで、迷った時には本当は何を望んでいるのかについて深く考えてみてください。不妊治療はあくまで手段であること、そして絶対ではないことを忘れずに治療を取り入れていってください。

実は不妊治療の最初に行われる検査などはエア妊活で行っていることとほぼ同じです。検診を受けて病気がないことを確認したり、排卵が正常な状態で起こっているか、妊娠できる状態であるか、など調べることからスタートするためです。そういう意味では不妊治療は的確に妊活をしていると言えますね。さらに男性側の原因についても検査していくあたりは女性一人では解決できない部分ですので大いに活用すべき部分だと思われます。

 

まずは身体を見直すきっかけに

閉経期の妊活について、エア妊活を中心に考えてみました。

エア妊活は妊活でもありますが、ストレスをためないこと、身体を冷やさないこと等は、女性の体や心の健康を根本から見直す行為だと思いました。

そういう意味では妊娠とは女性が健やかな状態である時に起こりやすいものだと言っても良いのではないでしょうか。

妊活はまず母体(自分)を健やかにすることからという考えを常に忘れないようにすれば、きっと間違った妊活もすることはないと思います。

無用なストレスや無理な頑張りを避けて、気持ちも負担も無理なく気持ちよく笑顔で過ごせる妊活を楽しんでください!

 

(参考文献:香川則子『私、いつまで産めますか?』

 

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