妊娠初期の腰痛、こんな症状がある人は切迫流産に注意が必要かも!?
2017/11/01

妊娠すると女性の体には大きく変化が起こり、妊娠前では考えられなかったマイナートラブルを経験することもあります。
そして、そういったマイナートラブルの中で、それが危険なものなのか、そうでないのか、見極める必要が出てくることも。
今回はちょっと注意してほしい妊娠初期の腰痛についてのお話です。
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妊娠中は腰痛に悩まされる妊婦さんがとても多い!?
妊娠すると、女性の体はいろいろな部分が変化していきます。
そしてその過程で、体にとって良くない症状が出てくることもあります。
そんな妊婦さんの悩みの種の一つが「腰痛」です。
お腹が大きくなってくる後期にはもちろん、人によっては妊娠初期から腰痛に悩まされる人もいます。
妊娠後期であれば大きなお腹を支えるために腰や背中に負担がかかり、腰痛が発症するというのも理解できる話ですが、妊娠初期の腰痛にはどんな原因があるのでしょうか。
妊娠初期の腰痛の原因って?
妊娠初期の腰痛には、「リラキシン」というホルモンが関係していると言われています。
赤ちゃんは骨盤を通って産まれてくる訳ですが、スムーズに骨盤を通過するためには骨盤付近のじん帯や関節、骨同士の結合がゆるまなければいけません。
この「ゆるませる」といった作用を体内に起こすのが「リラキシン」というホルモンです。
リラキシンによって関節や骨の接合部がゆるむと、それまでのように上半身を支えることが難しくなるために腰や背中といった大きな筋肉に負担がかかることになります。
そして、そういった負担が腰痛などとして現れることになります。
ホルモンの影響やお腹が大きくなった影響で発症する腰痛というのは、「動くと痛む」など動作を加えることによって痛みが生じる場合がほとんどだと思います。
こういった場合は、骨盤ベルトを着用したり、動けるようであれば適度なストレッチをおこなったり、温かいお湯につかったりと、通常の腰痛対策をして様子を見ても良いことがほとんどです。
妊娠初期、こんな腰痛があれば危険かも!?
上記のような腰痛に比べて、妊婦さんにとって危険な腰痛というものがあります。
それは「動いていないのに腰周辺が痛む」場合や、「激痛を腹部から腰周辺にかけて感じる」場合です。
通常、筋肉や骨の異常から腰痛が生じている場合、「何もしていないのにズキズキ痛む」なんてことはありませんよね?
こんな風に何もしてないのに痛む場合に加えて出血(鮮血にちかいもの)がある時には、切迫流産の可能性が考えられます。
切迫流産とは流産を起こしかけている状態。
もし、腰や腹部周辺に激痛を感じたり、出血を伴っている場合などは我慢は禁物です!まずは慌てず産婦人科を受診しましょう。
少しでも不安があれば相談を
妊娠中の腰痛には、流産に繋がる可能性のある危険なものもあります。
しかし、初めての妊娠だとそれが危険な痛みなのか、そうでないのか、分からないこともあります。
妊娠初期頃に、少しでも「痛いな、おかしいな」と感じる腰痛があれば電話ででもかまいません、医師に相談してみましょう。
痛みや心配を我慢して、不安を抱えて過ごすことは妊婦さんにとっても赤ちゃんにとっても良いことではありません。
問題を解決して、少しでも快適なマタニティライフを過ごしてください。
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