子宮頸管無力症だと早産になりやすい?
2015/09/08

通常は陣痛が始まるまで赤ちゃんが下りてこないようにしっかり閉じている子宮頸管ですが、妊娠中期のころに開き始めるという病気を子宮頸管無力症と言います。
この病気にかかると早産になりやすいのでしょうか?
実際に子宮頸管無力症と診断されたらどういう治療がされるのかなどを見てみましょう。
スポンサーリンク
子宮頸管無力症と診断されたら?
まず子宮頸管無力症と診断されてもそれほど珍しいことではなく過度に心配することはありません。
むしろ早めにわかったことによって赤ちゃんが臨月になるまで早く降りてくることが内容にきちんとした治療が受けられるということですので安心して下さい。
子宮頸管無力症とは子宮の出口の力が弱く赤ちゃんの重みを支えきれず子宮口が開いてきてしまう状態ですが、その兆候がわかった時点で子宮頸管を出産まで開かないように縛る子宮頸管縫縮術という手術を行います。
子宮頸管を縛る子宮頸管縫縮術とは?
一般的な手術は2種類あります。まずはシロッカー手術と呼ばれる手術ですが、こちらはできるだけ内子宮口に近いところで子宮を縫縮します。
膀胱に近い子宮頚部の前の方と直腸に近い後ろ側を縫い合わせるというもので切開を伴います。
もう一つはマクドナルド手術と呼ばれる手術でこちらは内子宮口の下の方を4~5か所縫合して縫縮するという方法です。どちらが選ばれるのかは病院の方針や状態によって異なります。
ちなみにこの縫縮した部分ですが、臨月が近くなって胎児の発育の状態を見て十分育ったという確認が取れたら抜糸を行います。
だいたい出産間近3日前後が通常で、中には抜糸当日に分娩を行うという人も少なくありません。
この手術は妊娠中期の27週までに行われることが一般的です。
その後だと手術自体にやはりリスクが完全にゼロというわけではありませんのできちんと病院での管理のもと早産を選択するというケースもあります。
子宮頸管縫縮術をすれば早産にならない?
早期発見で子宮頸管無力症がわかって手術をきちんと行えば、かなりの確率で流産、早産を防ぐことができます。
また発見が遅い場合でも、入院を早めにして病院で安静に治療を受けながら出産をしたということも珍しくありません。
いずれにせよ何か異変を感じたらすぐに病院で診てもらうようにしてくださいね!
スポンサーリンク