授乳中に妊娠が発覚!知っておきたい授乳がもたらす胎児への影響について
2017/08/24

授乳中の赤ちゃんがいるのにまさかの妊娠発覚!実は意外と多いんです。
授乳中の妊娠でまず気になるのが、授乳がおなかの中の赤ちゃんに与える影響について。
今回は、そんな授乳がもたらす胎児への影響についてまとめました。
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妊娠中、授乳をやめなければならないって本当?
妊娠すると授乳をやめるべき。そんな話を耳にしたことのある人も少なくないはず。
では、妊娠中に授乳することで、どういった影響が考えられるとされているのでしょうか。
女性ホルモンによる子宮収縮
妊娠中の授乳をやめるべき一番大きな理由が、女性ホルモンによる子宮収縮です。
授乳をするとオキシトシンという女性ホルモンが分泌されます。
このオキシトシンというホルモンは、産後の子宮の回復を助けるために子宮収縮を促す働きを持っています。
もちろん出産後機関が経っていても、授乳をするとエストロゲンは分泌されるため、妊娠中の子宮を刺激するとされています。
授乳中にひきおこされる子宮収縮で何が起こるの?
先ほど記したように、授乳をすることで引き起こされる子宮収縮。
授乳をすることでお腹の張り感じる妊婦さんいるようです。
では、実際に子宮収縮することで、赤ちゃんにどんな影響があるのでしょうか。
定期的な子宮収縮を陣痛と呼ぶように、子宮収縮は赤ちゃんへ大きな影響を与えます。
特に胎盤が完成していない妊娠初期は、その影響は大きく、切迫流産を引き起こす可能性も指摘されているのです。
妊娠中は必ず断乳しなければならないのか
流産のリスクを考えると、断乳が望ましいですが、近年では、授乳による子宮収縮と流産は直接の関連性はないとする医師や助産師さんが増えていることも確かです。
母体が健康で、赤ちゃんも十分元気であれば、即断乳の必要性はあまりないとも言われています。
産後の環境を考えて断乳すべきとの意見も
妊娠中の授乳を続けることで起こりうるリスクとして、もうひとつ明記しておきたいのが、産後の授乳と身体への負担についてです。
授乳を続けたまま出産を迎えてしまうと、どうしても出産後も二人の授乳を続けなければなりません。
妊娠中授乳を続けることで、授乳を続けていた上の子は母乳に対しての依存も高くなっており、赤ちゃんを授乳している際に邪魔をしたり母乳を独り占めしたいという欲求が生まれないとも言えません。
また、新生児期には1時間おきともいわれている授乳感覚。
プラス上の子の授乳もプラスされるので、身体への負担は免れません。
切迫流産や切迫早産の方は要注意!
また、気をつけたいのが、切迫流産や切迫早産の診断をうけている妊婦さん。
授乳することで、流産や早産の引き金になってしまう可能性もあります。
お腹の張りを頻繁に感じたり、授乳をすることで腹痛を感じるという人も要注意です。
そういった方は必ず主治医や助産師さんに相談しましょう。
医師と相談しながらの解決を
病院によってその方針はまちまちですが、妊娠中の身体を一番理解してくれている人のうちの一人である、医師や助産師さんにしっかりと相談することが大切です。
断乳を希望する人はそのタイミングを、また、授乳継続を望む場合には可能かどうかしっかりと支持を仰ぐことが大切です。
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